製作事例
越前和紙のノート
以前ブログの方にも書かせて頂いた越前和紙で作ったノートが先月初旬に完成しましたので掲載させて頂きます。
A4サイズ仕上げ 表紙込み44ページ 中綴じ加工 150部×2種類
※使用した用紙は紙を作る時に出来た損紙(通常は廃棄されるモノ)
中身の用紙は1枚ずつ変えてバリエーション豊かにしました。
福井県越前市の越前和紙青年部会さん、越前市地域おこし協力隊の高橋さん、北陸製本の合作で遂に出来上がりました。
実際、表紙は片面モノクロでオンデマンド印刷し、中身に関してはあえて罫線などは入れず和紙の風合いを感じつつ自由に書いてもらうという事で手を加えておりません。
実際、手掛けるまでは 和紙=コシがなく加工し辛い。 書道の半紙 障子紙
という柔らかく、取扱いが難しいというイメージしか持っていなかったのですが製紙会社さんにお邪魔させて頂き、
和紙を拝見してみて触って今までの固定概念が一気に崩れ落ちました。
何とも恥ずかしいというか・・どうして今まで知らなかったんだろうという新鮮味さえ感じました。
よくよく考えてみれば製紙会社さんで作っておられるのは機械ですし、厚みもキチっと揃ってて当たり前!
だったらうちの紙折り機でもイケルんじゃないか!直感は当たりました。
機械で作る紙ですので普段触れている印刷用紙と同じで紙の目はありますがキチっとそういう部分を踏まえれば加工は可能です。
この越前和紙ノートはルワンダという国の子供たちにプレゼントされるらしいです。
日本の和紙という文化に触れてもらえるきっかけのお手伝いを少しでも出来てとても光栄に思います。
これを第二弾、第三弾と続けていけると良いなぁと思います!